2000年05月18日
メタアクリル樹脂長期需要予測、ポリマー2%、モノマー3%成長予測
1999年実績はポリマー4%、モノマー3%増
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

 日本メタアクリル樹脂協会は18日、メタアクリル樹脂長期需要予測を発表した。
 1999年の実績は、ホモポリマー計が前年同月比104%の18万2,000トン、モノマー計同103%の44万3,125トンだった。
 ポリマーの内需は、成形材料、板ともに同104%と増加。これは一般品の成長が1~2%程度であったのに対し、パソコンディスプレイ用導光板向けが成形材料、板ともに2割以上増加、スケルトンブームもあり透明樹脂向けが増加したためとされている。
 一方、モノマーは輸出が昨年は相次ぐ設備トラブル、市況の軟化から同92%と減少したが、内需は樹脂改質材を中心に成長し同109%となっている。
 2000年予測はホモポリマー計で前年比104%の18万6,400トン、モノマー計で同103%の45万4,600トンを見込む。
 ホモポリマーの内訳では成形材料が弱電分野を中心に成長が見込まれ、内需が102%、輸出は横ばいの合計102%の10万1,200トンを見込む。板は導光板向け成長から内需104%、輸出102%で合計102%の8万5,200トンを見込む。
 モノマーは内需外販が105%、輸出よこばいで合計103%の45万4,600トンを見込んでいる。
 また、2001年以降はポリマーが年率1~2%、モノマー2%の成長を予測している。
 なお、日本メタアクリル樹脂協会が5月18日で解散するため、来年度からは石油化学工業協会のメタクリル委員会が実績および長期需要予測を発表する。
詳細は別表の通り。

http://www.c-nt.co.jp/data/mma/pmma_p.html">メタアクリル樹脂長期需要予測