2000年05月18日 |
ポリオレフィンの4月の内需、フィルム用が好調 |
全体に包装用が増加、PSもFS用が前年の13%増に |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
ポリオレフィン3樹脂の4月の国内向け出荷量はいずれも前年同月を上回ったが、この中ではフィルム用品種の伸びが目を引く。 LDPEの一般フィルム用品種は8%、HDPEの強化極薄フィルム用と一般フィルム用の合計は5%、PPのOP用とCP用のトータルは3%--それぞれ前年を上回っている。このうちのLDPEとHDPEの場合は、今年に入って製品フィルムや袋の輸入が一段と活発になっている中での増加だけに関係者の注目を集めている。 このほか、LDPEの加工紙用とHDPEの中空成形用もともに5%増となっている。ポリオレフィン全体に、包装・容器関連品種が好調を維持していると言える。 同じ汎用樹脂のPSの場合もFS用が13%の増加となっている。 他の品種では、LDPEの射出成形用の7%増、HDPEのパイプ用の6%増、PPの射出成形用の13%増などが目立つ。 |