2000年05月18日
石化協まとめ4月の主要石化製品生産、LDが過去最高に
輸出大幅減、定修で調査品目半数が前年実績下回る
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:昭和電工、東ソー、塩ビ工業・環境協会、石油化学工業協会

 石油化学工業協会は18日、2000年4月の主要石油化学製品の生産実績をまとめた。
 4月は東ソー・四日市、山陽石油化学・水島、昭和電工・大分の3社3工場が定修を実施したこともありLD、PP、EO、EG、トルエン、キシレンを除く調査製品が前年同月の実績を下回った。また、前月の3月と比較すると、LD、AN、SBRを除く全ての調査製品が実績を下回っている。
 製品別では、エチレンが前年同月比5.0%減の58万600トン、稼動試算率では100.0%となり、前月比0.8%増、前年同月比2.8%増だった。また、LDPEは前年同月比4%増の16万2,400トンと4月の単月生産としては過去最高となった。また、PPも同8%増の21万5,600トンで、1996年に次ぐ高水準な生産となっている。
 樹脂の国内出荷は営業日数の減少から4樹脂ともにマイナスとなったが、ポリオレフィンは前年同月を上回り堅調に推移している。しかし、輸出が4樹脂ともに2桁の大幅な減少となっている。
 なお、塩ビの実績は29日に塩ビ工業・環境協会から発表される。
 2000年4月の実績(内訳)は別表の通り。


http://www.c-nt.co.jp/data/jpca/200004p.html">2000年4月主要石化製品生産実績(表)