2002年02月18日
中国の樹脂市場、旧正月休暇終わって19日から活動再開
26日に再開の商談にサプライヤーは強気で臨む構え
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 12日から旧正月の長期休暇に入っていた中国の樹脂加工業界が19日から活動を再開する。それに伴い、各地の港で旧正月前から通関待ちの状態にあった韓国、台湾、タイ、サウジアラビア、日本などの各種レジンの輸入通関業務とユーザー各社への入庫作業が開始される。

 続いて来週火曜日(26日)には、各ユーザーと海外サプライヤー各社との間で3月納入分の数量と価格についての話し合いが行なわれる。
 大手商社筋によると、中国の樹脂加工業界の生産活動は今年に入っても引き続き活発であり、したがって、各レジンの2月納入分はこれまで同様順調に消化される見通しにある。また、3月も依然として多くを輸入レジンに依存していく加工企業が大半を占めることになると見られている。こうしたことから、韓国、台湾、さらには定修が相次ぐタイなど主要サプライヤーは、今回の交渉に当たってはナフサの高騰を背景に強気で価格の底上げを要求していく構えにある。