2000年05月17日
積水化学、自己株式取得方式でストックオプション導入
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:積水化学工業

 積水化学工業は17日、前日開催の取締役会決議において、自己株式取得方式によるストックオプション制度を導入、商法210条ノ2の規定に基づき取締役および従業員に譲渡するため、自己株式を取得することを決議した、と発表した。
 同社は、ストックオプション制度を導入する目的として、取締役および幹部従業員に業績向上や企業価値の増大、株主重視の経営意識を高めるためのインセンティブを与えることを挙げている。
 自己株式の譲渡(ストックオプションの付与)対象者は、第78回株主総会終結時に存在する取締役のうち24名および2000年7月1日に在籍する従業員のうち65名の計89名。株式の種類は額面普通株式(1株の額面50円)で、譲渡対象者に対し合計56万5,000株を上限に譲渡する。取締役の上限は1万株、従業員は5,000株とし、具体的な譲渡株式数は取締役会で決定する。株式譲渡価額は、(1)権利付与日の属する月の前月1ヶ月間の東証終値平均値×110%、または(2)権利付与日の東証終値のいずれか高い方となる。なお、株式分割や時価を下回る価額で新株を発行する際は、譲渡価額を調整する。なお権利行使期間は、2002年7月1日から2005年6月30日となっている。