2000年05月15日
BASF、ベルギー・SISAS社とフタル酸関連事業買収で交渉
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:BASF

 独BASFは現地時間の12日、ベルギーのSISAS社との間で無水フタル酸やその誘導品であるブタンジオール事業について買収交渉を進めていることを明らかにした。今後数ヶ月間交渉を行い、両社の責任部署の承認を得て実現する見通し。
 買収を通じてBASFは、欧州のブタンジオールおよび誘導品など可塑剤市場における地位を強化したいと考えている。今回の買収には、SISAS社がベルギーのFeluyに有している無水フタル酸(年産10万トン)やブタンジオールおよび誘導品(同12万5,000トン)、無水マレイン酸(10万トン)などの設備やOstendに有している無水フタル酸(10万トン)、可塑剤(8万トン)設備が含まれている。
 なお今回の交渉の詳細については、両社で秘密を保持することで同意している。