2000年05月11日
エネ庁「ルネサンス計画」スタートへ、17日研究組合発足
理事長に日石三菱精製の吉村晃一社長選任へ
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:資源エネルギー庁

 資源エネルギー庁が推進してきた、石油精製所統合のための研究組合「石油コンビナート統合運営技術研究組合」(仮称)の設立総会が17日、東京・港区の虎ノ門パストラルで開催され、認可を待って6月1日付で正式発足する。
 鹿島、水島、徳山、千葉、川崎など各地で競争力強化、合理化を強化していこうと生産留分の有効活用などを考えている企業約18社が参加、理事長には吉村晃一・日石三菱精製社長が選任されるもようである。
 石油精製各社は厳しい経営環境の中で、競争力の強化が課題となっている。資源エネルギー庁では「コンビナート・ルネサンス」構想を打ち出し、12年度予算で「高度統合運営技術開発費」として46億5,000万円の予算を確保、新発足する研究組合を通じ、補助金(3分の2)を交付することにしている。
 研究期間は14年度までの3か年。工場間のパイプライン工事などはその間に終了するとみられている。