2000年05月11日
ポリプラ、マレーシアのPPSコンパウンド生産を順次拡大
原則韓国・台湾を除くアジア太平洋地域に供給
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:クレハ、ポリプラスチックス

 ポリプラスチックスは、マレーシアのエンプラコンパウンド設備稼動により、PPS(ポリフェニレンサルファイド)については、富士工場との2拠点体制を確立、今後徐々に現地生産を拡大していく方針だ。
 同社は昨年10月、クアンタンで年産1万2,000トンのエンプラコンパウンド設備の運転をスタートさせた。生産品目はPOM(ポリアセタール)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、LCP(液晶ポリマー)で、PPSとLCPのコンパウンド生産は一部設備を共有している。
 これにともない提携関係にある呉羽化学からベースレジンを受給、徐々に生産を開始している。同社は、大手エンプラメーカーのティコナグループの一員としてアジア太平洋地域の販売を担当しているが、PPSコンパウンドについては、原則的に日本および台湾、韓国を富士工場が、これ以外の地域についてはマレーシアが、それぞれ生産販売する体制となっており、順次マレーシアでの生産を拡大していく方針。