2000年05月10日
東邦レーヨン、連結および単独業績予想を下方修正
【カテゴリー】:人事/決算
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 東邦レーヨンは10日、2000年3月期連結および単独業績予想の修正を発表した。
 単独業績については、主力事業の炭素繊維がメーカー各社の増設により大幅な供給過剰となったことに加え、民間航空機の生産調整や販売不振などによる需要の減少から供給過剰となったこと、さらに為替の円高や原油・原材料価格の高騰などが原因で、前回予想比で売上高は15億円、経常利益7億2,000万円、当期純利益は4億5,000万円の減少となる。
 連結業績については、炭素繊維の不振に加え、グループの主力事業である繊維事業においても国内消費の低迷や繊維製品の輸入攻勢などによる市況の悪化、原油・原材料の高騰にともなうコストアップを修正の理由としている。このため売上高で103億円、経常利益で137億円、当期純利益で5億円の下方修正となり、当期純利益は収支トントンから5億円の赤字となる。
 業績予想の修正値は下記の通り。

[2000年(平成12年)3月期連結業績予想修正](単位:百万円)
修正値(前回予想)増減額 増減率の順(単位:百万円、%)
◇売上高 41,700(52,000)△10,300 19.8
◇経常利益 900(△470)△1,370 -
◇当期純利益 0(△500)△500 -

[2000年(平成12年)3月期通期業績予想修正](単位:百万円)
修正値(前回予想)増減額 増減率の順(単位:百万円、%)
◇売上高 11,000(125,000)△1,500 △12.0
◇経常利益 △170(△890)△720 △423.5
◇当期純利益 △300(△750)△450 △150.0