2000年05月09日 |
中国の1Qのポリオレフィン輸入、LDのみ縮小 |
HDPEは大幅増、PPも再び拡大へ |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
大手商社筋の調査によると、中国の今年1~3月期におけるポリオレフィンの輸入通関数量は、LDPEが前年同期を3.3%下回った反面、HDPEが46.9%もの大幅増を記録、またPPも再び拡大に転じて21.3%増となった。 LDPEがマイナス成長となった要因は、農ポリ用のL-LDPEの今年度の輸入特別枠が縮小したことと、同国内における同樹脂の生産体制が拡大がしてきたことの2点にあると見られている。 いずれの樹脂の場合も韓国品が他の国を大きく圧倒している。ただし、LDPEだけは韓国品も19.7%減となっている。日本品は、LDPEが0.6%増にとどまったものの、HDPEが60.6%増、PPが51.9%増という高水準を維持している。 他の国では、昨年夏場以降に相次いで増産体制を整えた台湾、マレーシア、タイの3カ国からの輸入の伸びの大きさが目を引く。 同期における各樹脂の輸入数量は、LDPEが33万6,678トン、HDPEが27万8,200トン、PPが42万9,619トンとなっている。 |