2000年05月02日
韓国・三養化成、今秋めどにPCを8,000トン増強
年産5万トンに拡大/引取量は2万5,000トンに
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:三菱化学

 韓国の三養化成は、全州のPC(ポリカーボネート)設備について、今年秋をめどにボトルネックの解消により8,000トン増強、生産能力を年産5万トンに引き上げる方針だ。
 三養化成は、韓国三養社と三菱化学の折半出資会社で、1991年に年産1万6,000トン設備で生産を開始、1997年に2万トン系列を増設した後も、需要の拡大に応じて増強を図ってきた。現在年産4万2,000トンで、三養社と三菱化学が2万1,000トンずつ引き取っている。
 しかし、需給はタイトな状態が続いており、供給不足にあることからさらに8,000トン増強、それぞれの引き取り量を2万5,000トンに増やす計画。
 ただし、既存設備の増強はこれで打ち止めで、今後は三菱グループの中で、タイあるいは鹿島の増設に続く次期計画として増設を検討していくことになる。