2000年05月01日 |
東京湾岸「TM-21」に三菱化学・鹿島事業所が参加 |
7センターで保全費削減目ざし連携強化 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友化学、東燃化学、丸善石油化学、三井化学、三菱化学 |
東京湾岸6センターで構成するメンテナンス研究会「TM-21」(東京湾岸保全費削減研究会)に、三菱化学・鹿島事業所が参加した。加盟は7センターとなり、地域も湾岸から関東地区へとさらに拡大した。 「TM-21」は、工場の保全費削減を図るため、湾岸センター間で地域の優位性を生かし、連携、協力していこうと1998年12月に発足。メンバーは住友化学・千葉工場、日本石油化学・川崎事業所、丸善石油化学・千葉工場、三井化学・市原工場、東燃化学・川崎工場、出光石油化学・千葉工場の6センターでスタート、これまでに3か月ごとに定例会議を開催、情報交換を行ってきた。 エチレンセンター各社は、国際化時代を迎えて省エネなどの合理化をはじめ、直接・間接コストの削減に努力しているが、地縁の優位性を生かし協力し合うことで、さらに大きなコスト削減が図れるとしている。いまのところオレフィン、モノマー、ユーティリティプラントなどの管理技術や保全業務に関する情報交換が中心だが、今後は共同化の可能性についても検討していく方針。 三菱化学・鹿島事業所が参加したことで企業の枠を超えた連携関係が一層拡大したことになるが、7センター合わせたエチレン生産能力は年産418万7,000トン(定修年)となり、わが国全体の55.9%を占めることになる。 |