2000年05月01日 |
A&Mスチレン、今秋にもHI透明グレードの増産体制整備 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
エー・アンド・エム スチレンは、需給がひっ迫しているHIPS(耐衝撃性ポリスチレン)の透明グレードについて、秋までにフィードタンクを増設するなどにより増産に対応する方針だ。 HIの透明グレードは、スケルトン・ブームの高まりにともなって、ABS樹脂の透明グレードとともに需要が急速に伸びている。特にHIの透明グレードは、3月27日に米フィリップス・ペトローリアムが米テキサス州ヒューストンに有しているスチレンブタジエンコポリマー(略称SBC、商品名:Kレジン)設備が爆発事故を起こしたことから、SBC代替としてのニーズも高まっており、需給のタイト化に拍車がかかっているのが現状。 A&Mスチレンは、水島の設備で現在年間9,000~1万トンのHI透明グレードを生産しているが、ユーザーの引き合いに応じきれていないことから、増産への対応措置を実施するもの。具体的には、今後2~3ヶ月中にもフィードタンクを建設、今秋までに約5,000トンの増産に対応、供給量を1万4,000~5,000トンまで拡大する。 |