2000年04月28日
ポリオレフィンの価格交渉が進展
上げ幅縮小で同意のユーザー相次ぐ
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 ポリオレフィンメーカーならびに樹脂加工メーカー筋によると、ポリオレフィン各樹脂の4月以降分の価格の交渉がここにきてにわかに進展してきた。
 レジン各社が上げ幅を下方修正しはじめたのを受けて、フィルムメーカーや家電メーカーなど大口需要家を皮切りに基本的同意を表明するユーザーが急速に増えてきている。
 最近の樹脂メーカーの多くは、当初計画していた1キログラム当たり10円の上げ幅を同5~7円に縮小する構えを示している。これは、4~6月期のナフサ価格が当初の予想の1キロリットル当たり2万2,000~2万3,000円から2万700~2万1,000円の幅に収まる公算が濃厚になってきたことを考慮してのもの。
 これに対処して、連休明けには値上げの受け入れを表明する動きが一段と活発になるのではないかと見られている。