2000年04月26日
旭化成、旭チバを完全子会社化~チバSC保有株式取得で合意
6月1日から旭化成エポキシに社名変更へ
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:旭化成、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ

 旭化成工業とチバ・スペシャルティ・ケミカルズ(チバSC)は26日、折半出資会社である旭チバについて、チバSCが保有する全株式を4月28日に旭化成に譲渡することでこのほど合意した、と発表した。
 この結果旭チバは旭化成の100%出資会社となり、6月1日には社名を旭化成エポキシ株式会社に変更する予定。ただし新体制発足後も、現在の業務を原則的に継続する方針。旭チバは、旭化成とチバSC(当時チバガイギー)の折半出資により1966年(昭和41年)に設立、現在の資本金は3億円となっている。水島に年産約3万7,000トンの生産設備を有し、ARALDITE A.E.R.の商標で販売してきた。
 今後は電気・電子材料分野における特殊エポキシ樹脂の強化・拡大を図るとともに、さらに旭化成グループ内の技術をベースに、ウレタン系、シリコーン系樹脂などとの複合材料にも新規参入していく計画。なお今回の100%子会社化にともない、商標をA.E.R.に変更する。