2000年04月25日 |
日石三菱、マレーシア・サラワク沖のガス田生産設備建設に着手 |
2003年4Qに日量最大約700万立方メートルの生産開始 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:三菱商事 |
日石三菱は25日、日石マレーシア石油開発が東マレーシア・サラワク沖SK-10鉱区内のヘラン・ガス田が探鉱段階を終え、開発段階に移行するため、ガス生産設備建設に着手した、と発表した。 日石マレーシア石油開発は同社47.24%、三菱商事7.37%、石油公団45.39%の出資による石油開発プロジェクト会社で、1987年11月にマレーシアの国営石油会社ペトロナスと同国サラワク沖SK-10鉱区の生産分与契約を締結、オペレーターとして探鉱作業を行い、1990年天然ガスを発見している。 同鉱区のヘラン・ガス田では2003年4Qから日量最大約700万立方メートルの生産開始を予定しており、同社の投資額は約3億3,000万ドル(約360億円)で、石油公団の債務保証により国際協力銀行などから資金調達予定。 なお、同ガス田における同社の権益は75%で、残り25%はペトロナスの子会社チャリガリ社が保有している。 同ガス田で生産されるガスは、海底パイプラインでサラワク州ビンツルに輸送され、マレーシア第3LNGプロジェクトの下流部門担当のマレーシアLNGティガ社で液化し販売する。マレーシアLNGティガ社は同社、ペトロナス、サラワク州政府、シェル出資の合弁会社で、現在LNG液化プラント2系列(合計年産680万トン)の建設準備を開始、2002年末の立ち上げを予定している。 |