2000年04月21日
PSのアジア市況、依然1,000ドル台で推移
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 PS(ポリスチレン)のアジア市況は、GPPSがトン当たり1,050ドル前後、HIPSも1,100ドル前後で推移しており、原料SM(スチレンモノマー)の市況が900ドル台半ばまで軟化する一方で、1,000ドル台を維持している。
 PSのアジア市況(CFR香港)は、昨年末から年初にかけて中国を中心とした買い控えもあって1月はGPが710~730ドル、HIも760~780ドル程度であったが、SMの急騰にともなって急上昇、3月までに1,000ドル台に乗せていた。ただし、SM市況の上昇があまりにも急激であったため、一時はPSとSMの市況が瞬間的に逆転する局面も見られた。
 その後4月に入ってSMの市況は軟化傾向にあり、900ドル台半ばまで下落しているが、PSは下がっておらずSMとのスプレッドは100ドル前後まで拡大している。