2000年04月20日 |
石化協まとめ3月の主要石化製品生産、定修シーズンで半数がマイナスに |
1~3月では高水準の生産続く |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:昭和電工、東ソー、塩ビ工業・環境協会、石油化学工業協会 |
石油化学工業協会は20日、2000年3月の主要石油化学製品の生産実績をまとめた。 3月は東ソー・四日市、山陽石油化学・水島、昭和電工・大分の3社3工場が定修を実施したこともありPP、EO、EG、トルエン、キシレンを除く全ての調査製品が前年同月の実績を下回った。また、前月の2月と比較しても、日数的に2日少なかったものの、PP、EO、EG、芳香族を除く全ての調査製品が実績を下回っている。 製品別では、エチレンが前年比4.2%減の63万1,200トン、稼動試算率では99.2%となり、前月比0.4%減、前年比3%増だった。また、LDPEが前年比2%減の15万8,900トン、HDPE同6%減の10万100トン、PPは同9%増の23万1,800トンとなっている。 1~3月で見てみると、調査品目のうちSM、PS、アセトアルデヒド、SBR、BR、ベンゼンを除く全ての製品が前年実績を上回っている。 とくにエチレンは前年同期比2%増の197万7,400トン、LDPE同7%増の50万4,600トン、HDPE同1%増の32万4,200トン、PP同4%増の67万7,100トンなど高水準の生産となった。 なお、塩ビの実績は21日に塩ビ工業・環境協会から発表される。 2000年3月の実績(内訳)は別表の通り。 http://www.c-nt.co.jp/data/jpca/200003p.html">2000年3月主要石化製品生産実績(表) |