2000年04月19日
日本のか性ソーダ生産能力、月産44万2,327トンに
1年間で1万4,297トン増加
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:旭化成、旭硝子、昭和電工、東ソー、三井化学

 日本のか性ソーダの生産能力は、今年3月末現在で1年前に比べて月産1万4,297トン増加し、44万2,327トンに達した。また昨年8月末に日本製紙・岩国工場がD法(アスベスト隔膜法)設備を休止、IM法(イオン交換膜法)に転換したことから、日本のか性ソーダ生産設備は全てIM法に転換したことになる。
 D法からの転換は1998年8月に旭硝子が鹿島工場、同10月に昭和電工が川崎工場、昨年7月に東ソーが南陽事業所でそれぞれ設備休止しているが、一方でIM法の新増設が相次いでいる。
 昨年度は、東ソーが7月に南陽事業所で2万2,679トン増強、今年2月にも同事業所で4,967トン増強、四日市事業所でも昨年7月に8,064トン増強したことから休止したD法1万64トンを除くと全体で1万9,646トンの増強を行ったことになる。 また、旭化成が延岡支社で昨年11月に1,074トンの増強を実施しており、昨年末の三井化学・大阪工場の6,524トン休止を除くと、全体では1万4,297トンの増加となっている。
 なお、年産ベースでは14万5,143トン増の449万504トンとなる。
 3月末時点の最新の設備能力は別表。


http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/capa/sodium>か性ソーダ生産能力(表)