2000年04月13日 |
PC、20~25円幅で値上げ打ち出し相次ぐ |
GE、出光石化に続きMEPと住友ダウがアナウンス |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:住友ダウ、三菱エンジニアリングプラスチックス |
国内PC(ポリカーボネート)メーカーの2次値上げの打ち出しが相次いでいる。2月に先行してキログラム当たり20円幅で打ち出した日本ジーイープラスチックス(GEPJ)に続き、今月10日には出光石油化学(25円)が、また今週に入り三菱エンジニアリングプラスチックス(MEP)と住友ダウがアナウンス、ユーザーとの交渉を開始した。 値上げの幅と時期は、MEPが5月21日出荷分からキログラム当たり23円、住友ダウが5月1日出荷分から同22円となっている。PCは、光ディスク向けを中心に需要が急速に増加しているが、3月に発生したタイ・ポリカーボネートの事故が需給のタイト化に拍車がかかっているのが現状。またフェノール、アセトン、ビスフェノールAなど原料も値上がりしており、PCとしても値上げは避けられない状況にあった。 なおMEPは、同じく5月21日出荷分から変性PPE(ポリフェニレンエーテル)についてもキログラム当たり20円の値上げをアナウンスしている。 |