2000年04月12日
HDPEフィルムの出荷、二ヶ月連続で前年割れ
一般包装用L-LDPE製品は着実な伸びを維持
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ポリオレフィン、日本ポリオレフィンフィルム工業組合

 日本ポリオレフィンフィルム工業組合が12日に集計したところによると、同組合加盟のインフレーションフィルムメーカーの2月の総出荷量は6万6,563トンとなった。前年同月の実績を0.3%下回っている。
 品種別の実績は、LDPEフィルムが4万4,846トンで前年同月比101.3%、HDPEフィルムが1万8,904トンで同98.4%、IPPが2,813トンで同86.6%となっている。HDPEフィルムは前月に続いてのマイナス成長。一方のLDPEフィルムの中では、一般包装用が2.3%増と堅実な伸びを遂げている点が目を引く。これは、L-LDPE製品が3.2%増と好調を持続したことによるところが大きい。
 この結果、三品種トータルの1月と2月の合計は12万8,335トンとなった。前年の実績比は100.8%なので実質横並びといえる。この場合も一般包装用L-LDPEフィルムは3.8%増と高い伸びになっている。HDPEフィルムは97.7%にとどまっている。HDPEの不振は、中国などからの輸入がこれまで以上に活発なことによるものと見られている。

http://www.c-nt.co.jp/data/po/2000film.html">2000年ポリオレフィンフィルム出荷実績(表)