2000年04月11日 |
三菱化学、インドのPTA設備が竣工 |
出席者約400名で竣工式を開催 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:トーメン、丸紅、三菱化学、三菱商事 |
三菱化学は11日、同社が66%出資するインドの「MCC PTA インディア」(MCC PTA INDIA CORP.)が、インド・西ベンガル州ハルディアにおいて建設していたPTA(高純度テレフタル酸)プラントが昨年末に完成、2月から本格運転に入ったことに伴い、本日(11日)11時(現地時間)から現地において竣工式を行った、と発表した。 竣工式には、インド国内からスレシュ・プラブインド政府化学肥料大臣、ジョディ・バス西ベンガル州首相、平林博在インド大使館特命全権大使をはじめ約300名、日本からも約100名が出席した。 このPTAプラントは年産35万トンの生産能力で、1997年9月に着工、総工費約400億円をかけ昨年末に完成、今年2月から本格運転に入っている。 インド国内ではPTAは、年率13~15%で需要が伸びており、同プラントからはインド国内およびにアジア各国に供給を行う予定。 同社は、PTAをコア事業と位置付けており、日本国内の松山工場に35万トン、韓国・三南石化100万トン、インドネシア・バクリー化成60万トンに続き、今回インドに新たな拠点を確保したことにより、合計年産230万トンのテレフタル酸生産能力を有することになる。さらに、同社グループでは、今後も現在のPTA生産拠点の増強および中国マーケットを視野に入れ、引き続き新規立地を検討していく方針。 <参考> MCC PTA INDIA CORP.の概要 (1) 設 立 19979年2月 (2) 本 社 インド カルカッタ (3) 社 長 佐野 宏(三菱化学から出向) (4) 資本金 61億ルピー (5) 株主構成比率 三菱化学 66% トーメン 5% 三菱商事 9% 丸紅 5% 日商岩井 8% 住金物産 2% 西ベンガル州産業開発公社 5% (6) 従業員 182名 |