2000年04月10日 |
エチレン生産、3月は前年比4.2%減の63万トン |
1~3月期の合計は前年比1.8%増の198万トン |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:昭和電工、東ソー、三井化学 |
通産省基礎産業局が10日にエチレンセンター11社の速報を集計したところによると、エチレンの3月の総生産量は63万1,200トンとなった。これを前月の実績に比較すると3.6%少ない。前年同月に対しても4.2%の縮小となっている。 2月の実績を下回ったのは、3月中旬から東ソー・四日市(定修実施年の年間生産能力49万3,000トン)、三井化学・堺(同45万5,000トン)、昭和電工・大分(同50万5,000トン)の3工場が定修のため運休して全体の生産能力が縮小したため。また、前年同月に対してもマイナス成長となったのは、前年前月がゼロであった定修・運休工場が一気に3工場となったことによる。 この結果、1~3月期の総生産量は197万8,000トンとなった。前年同期の実績は194万3,800トンであった。したがって、今年1~3月期は1.8%増ということになる。同期の生産量としては史上最高規模である。前期に対しては2.1%少ないが、これは3月からの定修に備えて多くのセンターが昨年11月と12月に在庫確保のための増産を実施したことによる。 |