2000年04月07日
日本のバイエル、2000年設備投資計画は73億円
研究所増設やタンタル粉末/MDI/ゴム薬品増産など
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:バイエル

 日本のバイエルグループは、2000年設備投資として医薬品総合研究所拡張やタンタル粉末、ゴム薬品マスターバッチ「レノグラン」、MDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)の増産など、73億円を計画している。また研究開発についても、120億円と積極投資を継続する方針。
 設備投資案件のうち、バイエル薬品の医薬品総合研究所(京都)では合成化学研究棟を建設する計画で、今日起工式を行う。またH.C.スタルクが水戸工場において、携帯電話やノートパソコン、家庭用ゲーム機用のコンデンサー向けの需要が好調なことからフル稼働となっているタンタル粉末設備を増強するほか、豊橋事業所ではゴム薬品マスターバッチ設備を増強、さらに住友バイエルウレタン・愛媛工場においてMDI設備を増強する。
 なお研究開発についても今年は120億円を計画しており、引き続き積極的な投資を継続していく考え。