2002年05月16日
「マイクロ化学技術」研究に27社が挑戦、7月1日に研究組合発足
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:旭化成、宇部興産、島津製作所、新日鐵化学、住友ベークライト、大日本インキ化学工業、東芝、東レ、日本触媒、日本油脂、日立化成工業、日立製作所、富士写真フィルム、三井造船、三菱化学、NEDO、化学技術戦略推進機構、日本板硝子

 “21世紀の革新技術”として注目されている「マイクロ化学プロセス技術」の開発研究に、化学、電子、機械などの第一線企業27社が挑戦する。各社はNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の公募にそろって応じた。微小なマイクロ空間を活用し、液体を高速、高精度に処理するという画期的な研究だけに、期待は大きい。
 
 プロジェクトは化学技術戦略推進機構が「世界の動向」をみて経産省に提案した。予算は同省が2002年度予算で、革新的部材産業創出プログラムとして、初年度分9億2,000万円を獲得。これを受けてNEDOが研究委託先を公募した。
 
 応募した27社は、NEDOの承認を得て、7月1日にも「マイクロ化学プロセス技術研究組合」(仮称)を発足させる。研究期間は02~07年度の5年。具体的なテーマとして(1)マイクロ化学プラント技術の開発(2)マイクロチップ技術の開発(3)マイクロ化学プロセス技術の体系化の3つがあがっており、参加各社が協力して研究にとり組む。
 
 応募した27社は次の通り。
 ◇旭化成◇出光石油化学◇宇部興産◇オリンパス光学工業◇化研◇京都電子工業◇島津製作所◇新日鐵化学◇住友ベークライト◇大日本インキ化学工業◇東亜DKK◇東芝◇東レ◇長野計器◇日本板硝子◇日本触媒◇日本電子◇日本分光◇日本ペイント◇日本油脂◇日立製作所◇日立化成工業◇富士写真フィルム◇堀場製作所◇三井造船◇三菱化学◇三菱瓦斯化学。