2000年04月07日
チッソ、五井塩ビ工場5月、水俣は10月休止決る
「再生計画」前進、鐘化への販売移管順調に
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:チッソ、丸善石油化学

 チッソは先に経営再建策の一環として、塩ビ樹脂事業から撤退し、商権を鐘淵化学工業に譲渡することで鐘化側と基本合意したが、これに伴い、五井工場内の年産7万2,000トン設備は5月中旬の定修時に、また、水俣工場の4万トン設備は9月末まで操業を続け、10月初めから休止することを決めた。
 同社は塩ビ樹脂の需要動向や、顧客への影響を考慮しながら鐘化側と休止時期を協議していた。水島工場の6万8,000トンは鐘化から委託生産を受けそのまま操業を続ける。同社の「再生計画」はさらに進むことになる。
 なお、丸善石油化学千葉工場の定修は5月11日~6月15日と予定されている。