2002年02月13日
旭化成、中国でスパンデックス企業化へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭化成

 旭化成は13日、中国浙江省杭州市にスパンデックス(ポリウレタン弾性繊維)「ロイカ」の製造・販売会社を設立すると発表した。3月をめどに全額出資子会社を設立、2003年4月には第一期工事を完了する予定だ。中国内で需要の伸びが期待できるためで、同繊維の現地生産は日本メーカーでは初めてとなる。
 
 新会社は、社名「杭州旭化成アンロン有限公司」(仮称)で資本金1,000万ドル(旭化成100%)。来年4月完成を目標に、杭州経済技術開発区に「ロイカ」原糸年産5,000トン(第一期1,300トン)工場を建設する。総投資額は第一期分2,500万ドル。

 同社繊維カンパニーは「ロイカ」を競争優位事業と位置づけ、グローバルに最適生産拠点を検討してきた。現在、台湾に台湾プラスチックと合弁で年産5000トンと原料PTGM(ポリテトラメチレン・エーテル・グリコール)同10,000トン設備をもち企業化中だ。