2000年04月06日 |
エンプラ大手5社、加工業者向け電子商取引市場構築で合意 |
10月に新会社を設立~欧米からスタート |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:BASF、デュポン、バイエル、ポリプラスチックス |
BASF、バイエル、ダウ・ケミカル、デュポン、ティコナ/セラニーズは5日、熱可塑性エンジニアリングプラスチックについて、グローバル規模で射出成形メーカーへの製品配送や関連サービスを提供するための中立的なオンラインBtoB(Business to Business)市場を構築することで基本合意(LOI)した、と発表した。これにともない新会社を設立、10月1日から営業を開始する。この電子商取引市場の規模は500億ドル規模になる見通し。 今回の計画は、熱可塑性樹脂やその他の可塑性樹脂に関連する成形設備や押出機、メンテナンス製品、包装材やこれに関連するサービスを、世界中のユーザーが調達できるようにするもので、新会社(社名は未定)はまず、北米および欧州でサービスを開始し、続いてアジアおよびその他の地域でも営業を開始する計画。また新会社は、今回参加するメーカー以外のメーカーの参加も呼びかけていく方針。 この電子商取引市場では、共通のプラットホームのもと、ユーザーが広範囲の製品、サービス、メーカー、ディストリビューターから選択することができると同時に、取引のシステムを簡素化し購入時の取引コストを削減することが期待される。製品情報や製品の比較、オーダー追跡、電子決済などを備えたカタログを提供する。技術プラットフォームの選択は数週間以内に発表される予定。 なお、アジア地域でサービスを開始した際には、ティコナが出資しているポリプラスチックスもこの電子商取引市場への参加を検討する方針。 |