2000年04月05日
汎用樹脂の中国向け輸出、再び増加
2月の通関量は軒並み前月と前年を大きく上回る
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 汎用樹脂の中国向け輸出の2月の通関数量は、軒並み前月と前年同月の実績をともに大きく上回った。
 1月はPSの2.6%増を除いて全てが前年同月を大幅に下回り、その後の動向が注目されていたが、2月は逆にかつてないほどの大きな伸びとなったもの。この結果、1月と2月の合計も全樹脂が前年超えとなっている。全輸出量に占める中国向けの比率も再び43%(PP)~70.4%(PS)という高率に戻っている。ただしPPの中の共重合樹脂は、1月の落ち込みがことのほか大きかったため、2月が大幅な伸長となったにもかかわらず累計はなお前年割れとなっている。
 各樹脂の中国向け輸出(香港向けも含む)の2月の通関数量と累計は以下のとおり。かっこ内は前年比。
 ▽LDPE=2月1万7,756トン(137.5%)。累計2万6,099トン(115.7%)。
 ▽HDPE=2月1万3,858トン(124.4%)。累計1万8,574トン(101.4%)。
 ▽PP=2月1万8,484トン(136.2%)。累計2万9,895トン(108.2%)。
 PS=2月1万7,547トン(202.2%)。累計2万8,268トン(147.7)。
 PVC=2月4万6,322トン(132.8%)。累計7万6,776トン(105.7%)。