2000年03月30日
BASF、2002年央めどにドイツとベルギーのEB・SMを近代化
投資額1億5,000万ユーロ/レイセオンに発注
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:BASF

 独BASFは現地時間の29日、欧州におけるEB(エチルベンゼン)およびSM(スチレンモノマー)設備を近代化する、と発表した。これらの近代化工事を米レイセオンに発注したもので、投資額は1億5,000万ユーロ。
 近代化工事を行うのは、ドイツ・ルードビッヒスハーフェンのEBおよびSMと、ベルギー・アントワープのEB設備で、2002年半ばの完了を予定している。ドイツのSM設備は稼動後30年を経過しているが、2002年半ばには工事により最新の技術を使った年産52万トンの設備に置き換わる。また2001年末をめどにベルギーのEB設備を年産89万トンに増強する。
 なおBASFはこのほかオランダ・モ-ダイクにおいて、シェルとの折半出資会社BASELLを設立しており、昨年10月からSM年産55万トン/PO(プロピレンオキサイド)同25万トンの併産設備を稼動させている。