2000年03月29日 |
タイ・ポリカーボネート、再稼動は4月下旬以降の見通し |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
タイ・ポリカーボネート(TPCC)は、3月6日のガス漏れ事故発生以来操業を停止しているが、早ければ4月下旬にも再稼動する見通しだ。三菱グループはTPCC以外にも日本および韓国にPC(ポリカーボネート)生産設備を持っており、現在はこれらの生産拠点からの出荷で対応している。 同社では、現在スケジュール作成を進めているが、タイの関係当局は「1ヶ月以内に原因を究明し改善するまで、事故の発生した工場の操業停止」を命じているため、1ヵ月後となる4月7日以降2週間程度をかけて設備を修復、当局の安全確認などを経て早ければ4月下旬にも生産を再開する予定。また設備の被害は比較的軽微であるもよう。 なおTPCCに出資している三菱グループは、日本(鹿島、黒崎)および韓国(三養化成)にもPC生産拠点を有しており、現在これらの拠点からの出荷で対応、TPCCで生産しているCDなどのディスク向けにはやや影響があるものの、日本国内のユーザーへの影響はほとんど出ていないという。 |