2000年03月29日
フィリップス、ヒューストンのKレジン設備で爆発事故
71名が負傷/ポリエチレンなどの設備は近く運転再開
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 米国現地時間の27日13時30分頃、フィリップス・ペトローリアムがテキサス州パサディナに有しているヒューストンケミカルコンプレックス内において、スチレンブタジエンコポリマー(略称SBC、商品名:Kレジン)生産設備が爆発、炎上し、71名が負傷した。
 負傷した71名のうち、フィリップスの従業員は32名、契約社員は39名で、うち16名はすでに退院した。また、同社の説明によると、すでに消火作業は完了しており、周辺地域への危険はないという。今後事故の原因調査を開始する予定。
 なおKレジンの生産能力は、約16万8,000トン。また今回の事故にともない、HDPE(高密度ポリエチレン)年産99万8,000トン、PP(ポリプロピレン)同約35万8,000トンやネオヘキセン約1,000トンなどの設備も停止しているが、数日中に運転を再開する方針。