2000年03月28日 |
三浦日化協会長「来年度も環境対策などさらに充実」 |
化学工業の生産は回復、「原油価格動向に注目」 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:三菱化学、日本化学工業協会 |
日本化学工業協会は28日理事会を開き、平成12年度の事業計画を承認した。三浦昭会長(三菱化学会長)はその後記者会見し、同協会の活動方針や当面している課題について、要旨を次のとおり語った。 1)事業計画は引き続き最重要課題となっている「化学物質の安全・環境対策」「国際的な活動に対する協力と支援」「一般社会との対話と広報活動の充実」の3点にとくに力を入れて取り組みたい。PRTRなど新しい制度も始まるので、日化協としてはこれまで以上にユーザーや一般市民とのコミュニケーションを大事にしていく必要がある。 2)化学業界の経営環境は、石油化学にもみられるように、生産はかなり回復してきている。ただ、原油が高騰し、製品価格への転嫁が十分でない。 2000年の見通しはどうかだが、東南アジアなどに新増設プラントの立ち上げなどあるものの、アジア地域の経済は順調に回復し、一部に高い成長をみせている国もあるので、昨年後半からの勢いがまだしばらく続くと期待している。ただ、OPEC総会のことは非常に気になる。私たちも注意深くウオッチしているところだ。 |