2000年03月28日 |
PE軟質加工製品の輸入、2月も引き続き前年超え |
PE袋は107.2%、フィルム等は148.1% |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
ポリエチレン製軟質加工製品の輸入が2月も引き続き高水準となった。PE袋の同月の輸入通関総数量は1万5,527トンで、前年同月比は107.2%となっている。また、PEフィルム等(フィルム、板、シート、テープなど)は4,454トンで、対前年同月比はさらに高く148.1%という驚異的な数字を記録している。 両製品とも1月に対比すると例年のパターン通りにマイナス成長となっている。これは、旧正月休みとうるう月の関係から対日輸出各国の操業日数が1月をかなり下回ったため。しかし、前年同月に対しては依然として拡大の一途にあり、価格が安いこともあってわが国の加工業界を大きく圧迫している。 PE袋の中で最も数量が多いのは引き続き中国品で、全体の30%に当たる4,757トンとなっている。前年同月比は116.2%である。以下はタイ品の3,185トン、インドネシア品の2,218トン、台湾品の1,510トン、マレーシア品の1,450トンなど。平均輸入通関価格は1キログラム当たり159円58銭である。前年同月より2円88銭高い。 一方のPEフィルム等の中で最も多いのはマレーシア品で、前年同月の2.38倍の1,203トンとなっている。それに続くのはこれまでトップを占めてきた韓国品で1,183トン、以下、台湾品の585トン、米国品の376トン、インドネシア品の256トンなどが続いている。平均輸入単価は同196円10銭である。 |