2000年03月28日
三井化学、北海道三井化学を設立~来月3日営業開始
北海道工場と札幌支店を統合
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学は27日、北海道工場を札幌支店と統合・分離し、4月3日に北海道市場を対象とした新会社「北海道三井化学」を設立する、と発表した。新会社は製造・販売機能を有し、製造および販売コストをミニマム化、主力製品である接着剤、紙加工剤の競争力を強化する方針で、2000年度の売上高は約53億円を見込んでいる。。
 新会社北海道三井化学は、4月3日に設立、営業を開始する。本社を北海道砂川市豊沼町1(現在の北海道工場)に置き、社長には坂下邦夫・現北海道工場長が就任する。資本金は20億円で、三井化学の100%出資子会社となる。従業員数は41名で、事業所は工場(本社所在地)、支店(札幌市中央区北二条西4-1)の2箇所。
 事業内容は(1)木質系接着剤「ユーロイド」、紙加工剤「ホープロン」、植物活力剤「アミノゲン」の製造・販売、および(2)三井化学製品の受託販売として、アンモニア、アクリルアマイド、液化炭酸、メタノール、フェノール、ポリエチレン、ガスパイプ、ゼクロンなどを扱う。
 三井化学は全社的な競争力の強化とマネジメントの効率化を図るため、各工場の将来像・位置付けを定めており、今回の新会社設立もこれに基づいたもの。なお新会社は三井化学が2月18日付で認定を受けた産業活力再生特別措置法(産業再生法)を活用して設立する。