2000年03月24日 |
SMのアジア市況、再び1,000ドル越えへ |
設備トラブルもありさらに先高感 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:三菱化学 |
SM(スチレンモノマー)のアジア市況は、先週トン当たり1,000ドルを割り込んだものの、再び1,050ドル前後に上昇している。また国内で設備トラブルが発生しており、さらに上昇する可能性が高まっている。 SMのアジア市況は、3月初めに950ドル前後まで上昇、翌週1,000ドルを突破した後、先週には再び950ドル前後まで戻していた。現在アジア地域では、日韓のメーカーを中心に定修が集中、需給はタイトバランスで推移しているが、さらに22日夜には三菱化学・鹿島の年産39万トン設備で熱交換器のトラブルが発生、現在稼動を停止している。これを受けアジア市況が敏感に反応、欧米からの買いも強まり1,050ドル前後まで上昇しているもの。 三菱化学・鹿島の再稼動は少なくとも4月上旬になると見られ、需給タイトな状態が続くなか、さらなるアジア市況の上昇は避けられない見通しだ。 |