2000年03月24日
OPPとCPPの出荷、2月は好調
CPPの国内向けは前年の9.4%増
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:日本ポリプロ、日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

 日本ポリプロピレンフィルム工業連合会が集計したところによると、OPPとCPPの2月の出荷数量はいずれも前年同月の実績を上回った。中でもCPPの国内向けの9.4%増が目立つ。
 1月の実績はCPPが前年を超えたものの、絶対量の多いOPPはわずかながらもマイナス成長であった。それに対して2月は両品種そろってのプラスに転じたわけで、このためPPフィルム業界の中には、いわゆるY2K仮需の反動は1月をもって終了したとの見方が広がっている。
 両品種のうちのOPPの2月の出荷量は、国内向けが前年同月比103.2%の1万7,758トン、輸出が同134%の796トンの合計同104.3%の1万8,554トンとなっている。国内向けのうち、食品包装向けは同103.7%の1万2,198トン、繊維包装向けは同99.7%の1,560トン、その他は同103.1%の4,000トンである。
 一方のCPPのうちの食品包装向けは同107.9%の9,321トン、繊維包装向けは同118.8%の304トン、その他は同119.2%の1,308トンとなっている。