2000年03月23日
大日本インキ化学、4月1日にプラスチック事業を一部分社化
ディックモールディングをディックプラスチックに社名変更
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:大日本インキ化学工業

 大日本インキ化学工業(DIC)は22日、4月1日をめどにプラスチック加工事業の営業の一部を100%子会社であるディックモールディングに譲渡すると同時に、同社の社名をディックプラスチックに変更する、と発表した。
 営業譲渡の対象となるのは、プラスチック加工事業のうち物流資材を除く、安全・環境資材、自動車用品、医療資材、PETボトル(北海道地区)、金型などの部門で、これらの1999年3月期売上高は75億円となっている。
 今回の分社化は、厳しい環境が続いているプラスチック加工業界における勝ち残りを目指し、製版一体化によってマーケットニーズに迅速に対応できる体制を構築するとともに、人員・組織などの見直しにより継続的に収益が得られる体質への転換を図ることを目的としている。
 今後、新会社ではプラスチック加工という基盤技術に加え、DICグループの一員としてDICのシーズを活かした高度加工製品の開発を積極的に強化することで、2002年度には100億円の売上高を目指す。なおパレット・コンテナーなど物流資材については、引き続きDICが販売する。
 新会社の概要は下記のとおり。

会社名:ディックプラスチック株式会社(DIC PLASTICS,Inc.)
設立:1991年11月1日(旧ディックモールディング株式会社)
資本金:4億5,000万円(4月3日増資後、DIC100%出資)
代表取締役社長:桜井克己(現プラスチック事業部長)
本店:東京都中央区日本橋3-7-20
工場:札幌工場、館林工場、滋賀工場
営業所:札幌、名古屋、大阪、福岡
従業員:150名(DIC出向者75名を含む)
取り扱い品目:安全・環境資材(産業用ヘルメット、プラスチックフェンス・敷板等)、自動車用品(バンパー、各種オプション部品)、医療資材(フィルター等)、PETボトル、成形用各種金型