2000年03月23日 |
旭化成、4月出荷分から内外で変性PPEを値上げ |
コスト上昇で国内キロ20円/輸出トン200ドルアップ |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:旭化成 |
旭化成工業は22日、変性PPE(ポリフェニレンエーテル)「ザイロン」について、4月1日出荷分から国内および輸出価格を引き上げる、と発表した。原料および用役費の上昇が理由。 原油およびナフサ価格の高騰によりほとんどの合成樹脂の原・燃料コストが大幅に上昇するなか、ザイロンも主原料のポリスチレンおよびフェノールの値上がり、また用役費などの上昇の影響を大きく受け、極めて厳しい局面にある。旭化成としても製造コストの低減には最善の努力を続けてきたが、コストアップ分を吸収することは困難と判断、値上げを決定したもの。 値上げ幅は、変性PPE「ザイロン」全品種を対象に、国内価格についてはキログラム当たり20円、輸出価格についてはトン当たり200ドルで、4月1日出荷分から実施する。 なお今回の値上げは昨年11月に実施した約20円の値上げに続く第2次値上げとなる。 |