2000年03月22日
1999年のか性ソーダ・塩素のインバランス、増加に転じ119万トンに
か性ソーダ、塩素ともに内需増加、塩素誘導品輸入量も拡大
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ソーダ工業会

 日本ソーダ工業会がまとめた1999年のか性ソーダ、塩素需給実績によると、縮小が続いていたか性ソーダ、塩素のインバランスが再び拡大に転じ、前年から9万トン増加した119万9,000トンに達した。
 1999年のか性ソーダの国内需要は前年比100.5%の373万4,000トン、塩素の総需要は同102.2%の493万3,000トン(か性換算)で、インバランスは同108.1%の119万9,000トンだった。この結果、1998年の133万8,000トンから110万9,000トンに減少していたインバランスが、再び増加に転じている。
 か性ソーダの需要内訳を見てみると、食品向けが127.9%、染色整理120.1%、セロファン103.8%、紙・パルプ102.7%、石油精製102.7%と増加しているが化学繊維は82.4%、アルミナ89.2%、化学工業向け98.6%と減少している。
 塩素では無機薬品が98.0%、紙・パルプ99.2%が減少した以外は、食品118.3%、PO118.0%、塩素系溶剤107.5%などいずれの分野も増加している。塩素誘導品の輸入ではEDCが87.7%の50万100トンと減少したものの、POが345.2%の5万5,500トンに大幅増加したのをはじめ塩素系溶剤などいずれも増加している。


http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/soda/1999soda1>1999年か性ソーダ需要内訳
http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/soda/1999cl1>1999年塩素需要内訳
http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/soda/1999sodaclb>1999年か性ソーダ・塩素インバランス推移