2000年03月22日
アジアのオレフィンもポリオレフィンも弱含みに
ナフサのスポット相場の軟化を反映
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 大手商社各社の調べによると、アジア地域におけるオレフィンとポリオレフィンのスポット相場が弱含みに転じてきた。
 極東のユーザー向けのエチレンのCFR価格の平均はトン当たり740~760ドルで、一週間前に比べると下値が10ドル前後安くなっている。プロピレンは520~550ドルで同じく10ドルのダウンとなっている。ナフサの国際スポット相場の軟化を反映した動きと見られている。
 これに連動するかたちでポリオレフィンのスポット相場も下値が下がっている。HP-LDPEは780~800ドルで10ドル安、L-LDPEは710~730ドルで同じく10ドル安となっている。PPのホモポリマーは580~620ドルで下値が40ドルもの下げ幅となっている。
 もっとも、わが国の商社や石油化学企業は、3月から6月にかけて日本と韓国などアジア地域の石油化学プラントの多くが定修のため運休するのでオレフィンもポリオレフィンも相場が棒下げになることはないと予想している。