2000年03月17日 |
ジャパンエナジーと昭和シェル石油、物流・潤滑油・精製分野を事業統合 |
合弁新会社設立、年間総額250~300億円の効果見込む |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:ジャパンエナジー、昭和シェル石油 |
ジャパンエナジーと昭和シェル石油は17日、両社の物流・潤滑油・精製分野において合弁新会社を設立、事業統合を図ることについて基本的に合意した、と発表した。今回の合意により両社で年間総額250~300億円の効果を見込む。 物流事業では、3月15日に合弁新会社「ジェイ・エル・エス」を設立。同社の設立により、受注および配送の共同化を図る。また、同社は10月から稼動予定。この施策によるコスト削減目標は、同社による共同化効果約10億円を含め、年間約60億円を見込む。同社は将来、海上輸送・油槽所管理を含めた総合物流会社を目指す。 潤滑油事業では、両社の潤滑油調合および製品の配送事業の共同化について、2001年1月から本格稼動を目標に、合弁新会社設立を含む事業形態のあり方、調合工場の統廃合等に関し検討を進める。この施策による目標効果額は、年間40億円を見込む。 精製事業では、両社は製油所による最適生産の実行ならびに精製能力の削減を共同事業の目標とする。 9月までに合弁新会社を設立、両社製油所の生産計画の統合、最適化を図り、2001年年初からの本格稼動を目指す。精製能力の削減目標は、150千B/D~200千B/Dを目途とし、その実施時期は2001年3月末を目標とする。この施策による両社の直接的な効果額は、現段階では年間約150~200億円程度と試算しているが、詳細検討を実施することで効果額はさらに増加すると見込んでいる。 |