2000年03月14日
三井物産、現代グループとの協力関係構築を検討
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井物産

 三井物産は、先ごろ石油化学におけるビッグ・ディールが不成立に終わった韓国の現代石油化学を含む現代グループとの間で、協力関係の構築を目的とした話し合いを始める。今後は石油化学にとどまらず、プラントや情報電子などの部門でも話し合いが進められる見通し。
 業界関係者によると、現在三井物産と現代グループは、石油化学、プラント・エンジニアリングなどの部門で事務レベルの担当者がすでに話し合いを始めている模様だが、詳細は不明。また現代グループは、現代石油化学をスピンオフする意向を固めているが、石油化学事業全体を特定の企業との間で売却あるいは合弁事業化することは難しいため、ナフサクラッカー(NCC)、塩ビ、ポリエチレン、ポリプロピレンなど事業別にスピンオフする方針。