2000年03月14日
POフィルムの1月の出荷、前年の2%増に
LD品が好調で、1月単月では3年振りのプラス
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:日本ポリオレフィン、日本ポリオレフィンフィルム工業組合

。 日本ポリオレフィンフィルム工業組合が14日に明らかにしたところによると、同組合加盟メンバーによる1月のポリオレフィンインフレーション・フィルムの出荷数量は6万1,772トンとなった。前年同月の実績を2%上回っている。1月単月では3年振りのプラス成長となった。
 これを品種別に見ると、LDPE製品が4万2,533トンで前年同月比は104.8%、HDPE製品が1万6,652トンで同96.8%、IPPが2,587トンで同93.9%となっている。 この中では、LDPE製品が大きく伸びている点が注目される。これは、一般包装用が3万7,529トンで同103.9%と着実な伸びを遂げたのに加えて、農業用が5,004トンで同111.5%と大幅な増加を示したことによるもの。中でも目を引くのはL-LDPE製品の伸び率の高さである。一般包装用は1万3,982トンで同104.4%、農業用は3,497トンで同114.8%、合計では1万7,479トンで同106.3%となっている。
 対するHDPE製品の不振は、安価な輸入製品の流入によるものと見られる。