2002年02月08日 |
汎用樹脂の昨年の対中輸出、品種によって増減に格差 |
HD、PP、PVCは前年超え、LDとPSが縮小 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
汎用5樹脂(ポリオレフィン3樹脂とPS、PVC)の昨年の中国向け輸出(香港向けを含む)通関数量は、これまでになく樹脂によって対前年比に大きな違いが生じるかたちとなった。 HDPEは大きく拡大、また、PPとPVCも順調な伸びを遂げた。しかし、LDPEとPSはともに大幅な減少となっている。各樹脂とも昨年の総輸出量は全てマイナス成長となったが、圧倒的多数を占める中国向けにはかなりのばらつきが出たわけ。LDPEとPSの縮小は、サウジアラビアや台湾の樹脂メーカーの積極的な売り込みによるものと見られる。 各樹脂の対中輸出通関数量は次の通り。かっこ内は前年比。 [LDPE] ▽中国向け=159,012トン( 90.3%) ▽輸出合計=251,079トン( 83.7%) [HDPE] ▽中国向け=142,939トン(108.0%) ▽輸出合計=235,575トン( 89.3%) [PPホモポリマー] ▽中国向け=146,662トン(104.3%) ▽輸出合計=281,665トン( 90.2%) [PPコポリマー] ▽中国向け= 48,103トン(106.7%) ▽輸出合計=114,795トン( 89.1%) [PP合計] ▽中国向け=194,765トン(104.9%) ▽輸出合計=396,460トン( 89.9%) [PS] ▽中国向け=160,754トン( 88.6%) ▽輸出合計=210,989トン( 84.7%) [PVC] ▽中国向け=619,215トン(104.0%) ▽輸出合計=697,306トン( 91.1%) |