2000年03月13日
チッソ株式、4月から気配公表銘柄に
日本証券業協会規則改正で、店頭管理銘柄の登録取り消し
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:チッソ

 チッソは13日、同社株式が3月31日をもって店頭管理銘柄の登録が取り消されることに伴い、4月以降の株式取引の場を確保するため、新日本証券に依頼し「気配公表銘柄(グリーンシート銘柄)」制度の取り扱いを受けることになった、と発表した。
 同社は、1978(昭和53)年の上場廃止以来、日本証券業協会規則により店頭管理銘柄として登録され、現在に至っている。1998(平成10)年12月の協会規則の一部改正により、店頭管理銘柄の登録延長措置が廃止され、同社株式も昨年9月末に登録が取り消される予定だった。しかし、特例により暫定的に半年間の登録が認められていたもので、この登録期間も3月末で終了することになった。
 今年4月3日からは、新日本証券(4月1日に和光証券と合併し新光証券になる予定)において協会で定めた「気配公表銘柄(グリーンシート銘柄)」として取り扱われる。これにより同社株式は新光証券を窓口として株式取引の機会が確保される。また、同社株式の気配は、新光証券で断続的に提供されるとともに、協会より週1回、インターネットにより公表される。