2000年03月08日 |
石化業界、来週から3センターが定修入り |
「定修シーズン」5月も2社が計画、一部に荷繰り難も |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭化成、昭和電工、東ソー、丸善石油化学、三菱化学 |
石油化学業界は山陽石油化学、昭和電工、東ソーの3センターが来週から定修に入る。 山陽石化は14日から4月19日まで、昭電(大分2号機)は同じく14日から5月3日まで、東ソーは17日から4月19日までと、いずれも1カ月以上操業が停まる。また、5月の連休明けからは三菱化学・鹿島の1号機と2号機、丸善石油化学がそれぞれを定修を予定している。石化各社は誘導品需要が輸出市場向けを中心に好調なため、在庫備蓄に注力しているが、相次ぐ定修で、一部に荷繰りに苦しむところもでてくるとみられる。 定修期間中に、エチレンなどの新増設は計画されていないが、水島地区では山陽モノマーのVCM(塩ビモノマー)年産23万トン設備が休止する。しかし、旭化成工業では必要なVCMはエチレン持込で隣接の三菱化学に生産委託するほか、SM(スチレンモノマー)プラントの手直し増強を予定しているため、エチレンのトータルバランスに影響は生じないとしている。 http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/shutdown/2000ethylene>2000年エチレンセンター定修計画 |