2000年03月02日
PEフィルム類の輸入も大幅増
1月は史上最高の4,806トン
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:日本ポリオレフィン、日本ポリオレフィンフィルム工業組合

 日本ポリオレフィンフィルム工業組合がまとめたところによると、ポリエチレンフィルム類(シートやテープも含む)の1月の輸入通関数量は4,806トンとなった。前年同月の実績は3,654トンであったので、今年1月の対前年同月比は131.5%ということになる。月間輸入量としては、昨年3月の4,644トンを抜いて史上最高となった。
 輸入数量が最も多いのは韓国品で1,421トンとなっている。全体の29.6%を占めている。対前年比は109.6%である。韓国以下は大きく水があき、マレーシア品の969トン(同177.3%)、台湾品の684トン(同86.3%)、シンガポール品の321トン(同289.2%)などとなっている。
 ポリエチレン加工製品の輸入では、PE袋の増加に多くの関係者の関心が集中しがちだが、最近の伸び率はフィルムの方がはるかに高い。昨年の総輸入数量は4万7,483トンで、前年の実績を31.8%上回った。なかでも、大きな伸びを遂げているのはストレッチフィルムなどの高付加価値製品だと見られているだけに、今後の動向が注目される。