2000年02月29日
旭化成、タイのコンパウンド設備を4,500トン増強
1万9,500トン体制に/既存設備は需要好調でフル稼働
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:旭化成

 旭化成工業は、タイのコンパウンド子会社旭化成プラスチックス(タイランド)について、4,500トン増強する。このほどタイBOI(国家投資委員会)の認可を取得した。
 旭化成プラスチックス(タイランド)は、日本ピグメントの子会社であった日本ピグメント バンコク(略称NPB)の設備、営業、従業員を引き継いで1999年4月から営業を開始した合成樹脂の着色・コンパウンド会社。本社はバンコク北部アユタヤ県バンパインのハイテク工業団地内で、現在押出機5台で年産1万5,000トンの生産能力を有している。旭化成の変性ポリフェニレンエーテル「ザイロン」のコンパウンド拠点に位置付ける一方、ABS樹脂コンパウンドも手がけており、既存設備はフル稼働の状態が続いている。
 こうしたことから増強を検討しているもので、時期は未定ながら7,140万バーツ(約2億円)を投じて4,500トン増強、生産能力を1万9,500トンに引き上げる。