2002年02月07日 |
フラットヤーンの輸入、昨年11月はめずらしく微増 |
1~11月の累計は前年同期の9.2%増 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:財務省 |
日本フラットヤーン工業組合が集計したところによると、フラットヤーン製品の昨年11月における本体の輸入数量は6,846トンとなった。これは、財務省の輸入通関数量から金具や皮革などの付属品の推定重量を引いた本体の正味重量。前年同月の実績の2%増である。同製品にしてはめずらしく微増にとどまった。 これに伴う1~11月の累計は6万8,946トンである。前年同期比は8.9%増で、11月単月の前年比を大きく上回っているが、これは、10月までの伸びが高かったことによるもの。 一方、国産品の昨年1~11月トータルの総出荷量は4万9,568トンであった。輸入数量との合計は11万8,514トンとなる。したがって、同期の国内総需要量に占める輸入比率は58%ということになる。過去数年の輸入比率は、96年が43%、97年が47%、98年が50%、99年が54%、00年が54%、01年が55%--と推移してきている。年々拡大しているが、02年は一段と国産品を圧迫するかたちになっている。 各品種の昨年1~11月の累計は次の通り。かっこ内は前年同月比。 ▽クロスシート =13,468トン(110.8%) ▽フレキシブルコンテナー=31,056トン(109.2%) ▽土嚢袋 = 9,114トン(100.0%) ▽その他の袋 =15,308トン(112.5%) 合計 =68,946トン(108.9%) |